アンティパストの憂鬱
2024年11月5日 00:22
今夜のアンティパストはなかなか凝っ
た1品でした。
“アボカドとマグロのタルタル”
タルタルはケイパー、オリーブ、コル
ニッション、デュカなどでマリネしま
すが、ベースは柚子の果汁や皮の風味
を生かしました。
これに薄く延ばして、重しを置きオー
ブンでカリカリに焼き上げたパンでサ
ンド。
アボカドとマグロの相性は抜群であり、
それに日本人好みの柚子を。
隠し味は塩味の効いたデュカのコクと
歯ざわりかなぁ~と。
全体的に優しい味わいながらもパンの
自己主張もなかなか。しかしイタリア
ンの要素はどこにあるのかしらん…。
一方、カボチャを蒸してパルミジャ
ーノをつなぎとして丸めた後に焼い
た温かいサラダ。
セミドライトマトと生ハムに、蜂蜜
を効かせたバルサミコソースをぶっ
かける。イタリアンの要素満載!
これがまた“タルタルサンド”に負けな
い程旨すぎる。手間は1/10以下なの
に…。
ここの所がアンティパストの憂鬱なの
です。しかしながら実によくあるパタ
ーン。
いい意味でそんなもんです。
ただし共に「あれは旨かったなぁ~」と
家に帰ってからも思い出して頂けるお料
理だっただろう事は共通しているかも。
本当にそれだけで十分なのです。
“ワインと料理 ティーパス”