“読まない人は読まないと言う前提のもと”
2024年3月31日 22:14
コロナ収束以降、飲食業界のスタ
イルもこれまでになく変化してい
ると思われます。
物価・人件費の高騰、人手不足etc
…。物価高は開業時から比べると、
トマト缶380円→1,300円
オリーブオイル3,500円→1万円
こ~なるとランチやディナーの金
額は、当時の2~3倍でないと割
に合わなく、それはそれで企業努
力により品質の低下を避けなけれ
ばなりません。
思えば開業時の約20年前のラ
ンチは1,000円前後でしたが、
今はちょっといいランチだど3,
000円前後やもんなぁ~。凄
い時代になったもんだ。
んで一般企業さんの給与はこの
30年上がってないし、税金は
上がりっぱなし。
一昔前の高級鮨屋さんではない
ですが、一般飲食店のランチの
金額なんかも「時価」ってなる
んではないかと思ってしまいま
す。水、お絞りは有料オプショ
ンってなったりして。
高級店や飛行機、旅行関係のキ
ャンセルポリシーなども一般飲
食店にも浸透してきていますね。
いろんな業界が「国内海外老若
男女子供」にオールマイティー
な対応が出来なくなりつつある
今、個人事業店も微妙にターゲ
ットを絞り込み“攻めと守り”の
対策を練っている模様。
よ~は、そんな寒い時代にも拘
わらずご来店頂いているお客様
には本当に感謝であります。
さて本題です。
上記の前置きを踏まえ、様々な
飲食店さんがSNSでいろんな「注
意事項」(予約・当日キャンセル
・ワンドリンク制・時間制・予約
時間遅れ連絡なし・支払いなど)
を“書いてないからワカラナイ”と
理由で恐ろしく気を使った表現で
長々と箇条書きでアップしている
のを見ると業界の裏がわかるだけ
に胸が痛くなります。
「“書いてないからワカラナイ”=
“書いてない事は自由”とか“書い
ていても読まない”=“読んで欲
しい人は読まない=読まなくて
いい常連さんだけちゃんと律儀
に読む”ってSNSで見た時には笑
いました」(以上余談)
いつもの通り前置きの前置きが
長くなりましたが、当店の場合
は仕入(基本予約分のみ)・仕込
・サービスを夫婦2人でやって
いるんで、その全てのコントロ
ールをうまい事こなすためには
前日までに予約をお願いしたい
と言う事。
なぜなら、この3月も前日に電
話1本あれば何とかなったのに、
当日お客様の目の前で「売り切
れでぇ~」と看板下げたり、夜
も「今からいいですか」ってお
電話を何度お断りしたか…。
つまり、いやらしい話
「もったいなかったぁ~」って
事…。
以前にも書きましたが、忙しかっ
た月だけこんな風に高飛車に書い
てしまいます。
4月からの新年度はみなさん忙し
いので、お店も暇になる傾向があ
ります。そんな時は「こんなん書
かなきゃよかった」と思うのはわ
かってるんですが、
“読まない人は読まないと言う前
提のもと”書きましたって話。
(余談の余談)
そう、こんなにブログの記事が長
いのは明日、明後日はお店が休み
だからです。明日は日南に行って
きます。
“ワインと料理 ティーパス”