旅から生活に・・・
2009年3月6日 00:14
河旅を始めて4日ほど過ぎました。だんだん環境に慣れてきて、“旅”
が“生活”に変わってくる様になりました。
キャンプに適した場所を探し当てカヤックを降り、焚き木を拾いながら
テントを張るのに調度いい場所を探します。
ものの5分足らずでテントを張り、焚き火を始めます。テントという狭い
空間ですが、屋根と壁と床(全てビニールですが)があるだけで何故か
非常に落ち着きます。
一家の主として居を構えたからでしょうか(全てビニールですが・・・)。
そこに焚き火という人間にしか作れない“火”があるだけで更に安心す
るものです。
ずいぶん、気持ちも落ち着いてきたので、初めてご飯を炊きました。この
4日間は食事を作る気力がなく、水とチョコレートばかりでした。
ご飯(もちろん川の水で炊く)&味噌汁(インスタント/お湯はもちろん川の
水)の王道の組み合わせ。おかずは、・・・
ホットケーキ・・・。すごい組み合わせ・・・。ちなみに水で溶くだけのインス
タントのホットケーキ。でもですね、インスタントですけどようやく自分で作っ
た手作り料理なんです。
このホットケーキの甘さと温かさに心もリラックス!
食事が済んだら後は自由時間?食器を片付けて、歯磨きして後は自由。
ちなみに風呂は入りません。ありませんし・・・。朝起きて、川でちょちょっと
顔を洗う程度。川の水は雪解け水なんで恐ろしく冷たい。河に入っても膝ま
でがやっとですね。
汗はほとんどかかないし、数ヶ月風呂に入らなくても体もまったく匂いませ
んでした。ただ、匂わないものの2ヶ月後にある村でシャワーを浴びたら、そ
りゃ、もう凄い垢がボロボロ出るわ出るわ。3分1ドルのシャワーを3ドル分使
って垢をむしり落としたら体重が軽くなった様な気がする程。
(続く・・・)
コメント
料理に川の水ってとこがいいですね~
北郷からでした。
北郷の晴ればれさんコメント
ありがとうございます。
料理もコーヒーも川の水です。テスリン川は透明な綺麗な水ですが、
ユーコン川と合流すると石灰岩が溶け込んだ白濁食になって、食欲を
そそるモンじゃありません・・・。
そんな時は小さな川の流れ込みのある場所でキャンプをし、その綺
麗な水を使いました。
驚いたのは小さな村の水道水には砂が混じっていた事です(普通ら
しいです)。ですからその水を簡易ろ過機で濾してました。