自分知らずの親知らずと貧血とモヨオシと・・・
2010年11月18日 00:13
去る定休日に、とうとう親知らずを抜きました。
噂には聞いてましたが、親知らずを抜くという事が、どれぐらいもの凄いのか
イマイチ知らなかったのですが、抜く前に、スタッフや常連のお客様に「今度、親
知らずを抜くんだぁ~」と言うと、
「手術だね」、「ペンチでゴリゴリ」、「歯茎の切開」、「顔が腫れる」、「血ぃダラ
ダラ」、「縫う」・・・、
など、本当に心からヒ・ト・ゴ・トなんだなぁ~と思わせる恐ろしいセリフを散々浴
びせられました・・・。
さて、当日。
お医者さんも治療前に、前述(切る、縫うなど)の処置、術後の腫れ、出血があ
る場合もある・・・と念を押されてしまい、ますますドキドキしつつも、「まっ、いいか
ぁ~」と諦め半分で中途半端に腹をくくりました。
左の奥歯(上)の親知らずなので、そーとー凄いブリッジ状態になるまで、リク
ライニングが下がって頭に血が登っていくのがわかりました。エビ反り状態での
治療です。
んで、まずは麻酔の注射を歯茎の2~3箇所に刺す。麻酔の注射はこれまでの
数々の虫歯の治療ですっかり慣れてしまい、全く何とも思わない(正し、以前、神
経の管に直接注射した時は、口の中で核爆弾が炸裂したか?と思ったケド)。
ペンチらしき金具が口に突っ込まれる。唇に触れたその金具がひんやり冷た
い。先生が「バッキッ!って音がする場合もあるけどビックリしないでネ」と・・・。
(どん引きする・・・)。
なんか親知らずをモゴモゴいじっている感触だけがしました。一旦、そのペン
チらしき金具を口から抜く・・・。(また、やり直しかなぁ ~?)。
先生、曰く「はい、終わりです」
自分も親も知らないうちに、簡単に抜けちゃいました。
あまりにもあっけなく、期待外れ?でしたが、嬉しい事この上なし。
(ここから、本当に恥ずかしい話しになるのですが・・・・)
安心し過ぎた為か、恥ずかしながら急に便意をもよおしてしまいました。
しかも、割と急激に強烈に・・・。でも先生は横で治療の経緯とその後の処置
の説明をしています。優しい先生で、同じ事を2度言います。僕としては取り
あえずそれどころではない状態。そもそもブリッジ状態もキツイし、もはや油
汗も出て来てるし・・・。
やっとリクライニングが元に戻り、「じゃ、お大事に」と先生に言われ、立ち上
がった瞬間!視界がぼやけ、耳が聞こえなくなり、且つ呼吸も出来ない!
もはや立てなくなり、ヨロヨロしてる僕。この間わずか数秒。
そう、貧血です・・・・。
頭に溜まっていた血が急に下に降りて来たからでしょうか。
僕 「先生、めまいが・・・息が・・・」(でも、便意もそーとー来てます)
先生 「あら!すぐ横になって頭を低くして(またしてもブリッジ状態)足をあ
げて!血圧も計るから!」
僕 「はい」(でも便意が・・・)
先生 「大丈夫だからネ。このまま5分程休んでましょう」
僕 「はい」(5分も!便意は5分も待てないです!)
先生 「ほら、もう随分顔色が良くなってきたよ」
僕 「はい」(いや、良くないハズだ!別の意味で!)
先生 「きっと緊張もあったんだよ」
僕 「はい」(今も、緊張もど真ん中です!)
先生 「でも簡単に抜けてよかったネ」
僕 「はい」(下の方も抜けそう・・・・)
貧血を我慢しながらトイレに行き、でも万が一トイレでその最中に意識を
失ったら・・・・。いや、この席でこのまま貧血を落ち着かせつつも、この場で
最悪の事態が発生したら・・・と究極の選択。
結果は・・・・再びブリッジ状態になったせいか、“それ”も少し上にあがった
のでしょうか?(汚い表現でスイマセン)取り合えず第一ピークは過ぎました。
親知らずに打ち勝つ、便意のパワーに完敗・・・・。
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