免許と生業と
2010年8月18日 00:25
僕が調理師免許を取得したのは、脱サラし飲食店の厨房で実務経験
を2年間した後でした。(調理師学校へ行かない限り、2年間の厨房の実
務経験が受験に当たっての必要条件になります)
サラリーマンを約10年した後だったので、確か取得した時は33歳頃だっ
たと思います。思えば開業の半月程前の結構ギリギリ。
歴史や地理の丸暗記は得意な方でしたから、調理師教本も丸ごと暗記
してやろう!と意気込んでました。
が・・・・、
30歳過ぎての丸暗記はしんどかった。深夜に帰宅し毎晩勉強してましたが、
なかなか頭に入ってこない。覚えられない自分に腹がたつ毎日でした。
が・・・・、
継続は力なり。
教本の85%は頭に入れた・・・・と思う。
試験の90%は解答できた・・・と思う。
今は、70%は忘れてしまった・・・と思う。
でも今、心に残っているのは「新鮮であれ!清潔であれ!」という教訓です。
やはり免許を取得した事は、自信にもなるし責任を持つ事にもなり、励みに
なります。かなり大きな励みになります。
一方、実際開業してみると、それはあまりにも基本的な事柄であり、あくまで
もそれは第一歩。日々の運営は全く別次元です。僕は未だに2歩目の落し所
が見えません。あくまでも自分なりの自信と責任感レベルですが、2歩目なんて
見えないぐらい、ずっとずっと先にあるのでしょう。そもそも落とし所があるのか
どーかもわ・か・ら・ん・・・。不安。
その2歩目を今のスタッフとお客様と一緒に探している最中です。
(独りじゃ怖いので、みんな巻き添え)
ただ「調理師免許」を正式に取得した日は、ぐっと世界が広がったような気が
しました。前述のように責任感も感じました。
まさに「は~じぃ~めぇ~のぉ~、一歩ぉ~」でした。
最近、初心思うことありアップしたもの。
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