アンティパスト(温製)
2009年1月27日 02:03
今日は常連さんがお友達を連れてやってきました。こんな時に新メニ
ューを考えます。毎回、前回と違う新しい1品を考えるのは大変で、でも
勉強になります。
今回のキーワードは、
◆女性3人 ・・・ 肉・魚介・野菜なんでもたくさん美味しく食べてくれる
(その中間層のお菓子的な女性が好む1品が欲しい)
◆お友達連れ ・・・ 喜んでくれるであろうその1品をコースの途中で差し込
みたい(いつもと違う1品を本日の1皿として)
◆予約アリ ・・・ いつも予約なしでご来店頂くのに、今回はご予約があった
(何かあるんかな?って思った。何かやらなきゃ!って思った)
◆その他 ・・・ この夜は予約があんまり多くなかった・・・。
寒いし。きっと。寒いから・・・だと思い込む。
で、・・・材料(さつま芋・そら豆・グラナパダーノチーズ・プロシュート他)
裏ごしして、粘りが出ない様に軽く混ぜ、コクを出すためにプロシュート
の脂部分、剥き身のそら豆を団子状に丸めます。
これです。見た目はまんまのそら豆をイメージ。
さも普通のそら豆に見える様にサヤに戻し、モッツァレラチーズをのせ、
オーブンへ。
見た目は豪快に!しかし見た目と裏腹に始めの食感がフワッとし、さっぱ
りしている様で脂の旨みが前菜として重からず!、しかし軽からず!、且つ、
ずっと最後まで柔らかい様で、実はその中央に位置するそら豆そのものの
歯ごたえ、且つその自信に満ちた存在感。
更に女性の好きなさつま芋(冬)をつなぎとし、これからやがて来るであろ
う豆の季節(春)を先取りした季節感を持つコングロマリット。全体のコース
のバランスを熟読吟味、鋭意検討、晴耕雨読、肉体労働した1品。
構想1日。仕込み時間1時間。食べる時間2分。
「美味し~い~かったぁ~。ありがとう!」の1言で報われます。
お出ししてよかった!
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