News イタリアンレストラン T-parh(ティーパス)

アンティパスト(温製)

2009年1月27日 02:03


 今日は常連さんがお友達を連れてやってきました。こんな時に新メニ
ューを考えます。毎回、前回と違う新しい1品を考えるのは大変で、でも
勉強になります。

 今回のキーワードは、

◆女性3人 ・・・ 肉・魚介・野菜なんでもたくさん美味しく食べてくれる
          (その中間層のお菓子的な女性が好む1品が欲しい)

◆お友達連れ ・・・ 喜んでくれるであろうその1品をコースの途中で差し込
             みたい(いつもと違う1品を本日の1皿として)

◆予約アリ ・・・ いつも予約なしでご来店頂くのに、今回はご予約があった
         (何かあるんかな?って思った。何かやらなきゃ!って思った)

◆その他 ・・・ この夜は予約があんまり多くなかった・・・。
         寒いし。きっと。寒いから・・・だと思い込む。

で、・・・材料(さつま芋・そら豆・グラナパダーノチーズ・プロシュート他)

Dsc00478_large_2

 裏ごしして、粘りが出ない様に軽く混ぜ、コクを出すためにプロシュート
の脂部分、剥き身のそら豆を団子状に丸めます。

Dsc00482_large

 これです。見た目はまんまのそら豆をイメージ。

Dsc00486_large

 さも普通のそら豆に見える様にサヤに戻し、モッツァレラチーズをのせ、
オーブンへ。

 見た目は豪快に!しかし見た目と裏腹に始めの食感がフワッとし、さっぱ
りしている様で脂の旨みが前菜として重からず!、しかし軽からず!、且つ、
ずっと最後まで柔らかい様で、実はその中央に位置するそら豆そのものの
歯ごたえ、且つその自信に満ちた存在感。

 更に女性の好きなさつま芋(冬)をつなぎとし、これからやがて来るであろ
う豆の季節(春)を先取りした季節感を持つコングロマリット。全体のコース
のバランスを熟読吟味、鋭意検討、晴耕雨読、肉体労働した1品。

 構想1日。仕込み時間1時間。食べる時間2分。
「美味し~い~かったぁ~。ありがとう!」の1言で報われます。
お出ししてよかった!


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