News イタリアンレストラン T-parh(ティーパス)

いい感じの孤独感で出発

2009年1月19日 21:59


空港からダウンタウン行きのバスがあると聞いたので、55㎏に近い
荷物を引きずりながらバス停へ。暫くしたらホコリだらけのバスがトコト
コやってきました。ドライバーは西部警察の渡哲也がしている様な真っ
黒なサングラスをかけたワイルドな女性。片腕はハンドル、もう片手は
窓の外に腕を出しながら「運転は私にまかせな!」って雰囲気で超かっ
こいい~。

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運転手 : 「札は使えないよ。小銭だけ。どこへ行く?」
僕   : 「キャンプ場はある?その近くは通る?」
運転手 : 「この人をキャンプ場まで連れて行くから少し
遠回りしていいか?」
(後ろを振り返りながら、他の乗客に向かって)
乗 客  : 「イェ~(yes~)」

なんて親切なんだろ~!他のお客さんがいるにもかかわらず路線ル
ートを外れて、わざわざ迂回してくれるなんて!
お客さんも一同そろって「イェ~」だし!

他のお客さんは4~5人。いわゆる先住民(ファースト・ネイション)の方
々で見た目は日本のお爺ちゃん、お婆ちゃんって感じです。

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キャンプ場の横を流れるユーコン河の一部

食料などは街で購入。街は意外となんでもあってマクドナルドや映画
館・ショッピングモール・・・etc。繁華街の規模は宮崎市内で言うと橘通り
よりちょい小さめのそれが全ての街。必要最小限のお店がちゃんとあって、
街の端から端までは歩いて行けるし、ちょうどいい規模でした。

キャンプ場ではのんびり2泊。成田→バンクーバー→ホワイトホース→
バス→キャンプ場→買い物・・・までの行程が一気に来たし、途中から辞
書片手に英語だしで疲れてしまいました。ゆっくり休養を取って出発に備
えましたよ。

出発地点はここホワイトホースからバスで2~3時間かかるジョンソンズ・
クロッシングという所。ちなみにこのグレイハウンドバスの手配はバス会社
に赴いて予約してもよかったのですが、バス会社の近くにある公衆電話か
らしました。
単に公衆電話を使ってみたかったから・・・です。

バス会社(電話) : 「はい、グレイハウンドバスです」

やっぱり電話越しでも発音がいい~と感心した思い出があります(変?)

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ジョンソンズ・クロッシングでまたも2泊
(船を組み立てて、テント張って荷物整理してまたクタクタ)

バスの中で一眠りして運転手に起こされて目が覚める。ここジョンソンズ・
クロッシングで2日間かけて準備と休憩したし体力もOK!ここは小さな雑貨
屋しかなく、2日間で見かけた人は1人・・・。もう孤独の風が吹いています。
いい孤独感!まってました孤独感!

2日間の休憩だけどこの旅の全てが仕事をしていないという意味で休
憩(休み)の様な感じもあって多少複雑な気持ちになりつつ、この2日間
は休憩(遊び)の為の休憩だよという贅沢な気持ちもありつつ、これから
の旅の不安もありつつ、帰国後の仕事探しの不安もありつつ、そもそも
帰国出来るのかな?という怖さもありつつ、いろんな事を“つつ”と引きず
りながら、その日は河の流れが止まっていた事
もあって、いきなり間違って上流に向かって100mほど漕いでました・・・。

東西南北を調べないまま、上流・下流も把握しないまま出発したのでした。
だってあこがれの大河が目の前にある訳だし、河だけに流れに任せればい
いやって思いもあり、その時は一刻も早くカヤックの揺れを感じたかったん
です・・・・。
子供の時以来の押さえ切れないワクワク感で弾けてました!

※ちなみにここはテスリン河(非常に水がきれいです)。ここを
数日かけて下り途中でユーコン河の本流に合流します。つまり
テスリン河はユーコン河の支流です

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「ヒャ~、絶景!絶景!孤独感!ちょうどいい感じの孤独感!」

(続く・・・)


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