News イタリアンレストラン T-parh(ティーパス)

門川港にて

2013年1月8日 17:24


去る定休日に約1時間半ほど車を飛ばし、門川港に行って来ました。
門川の魚は毎日の様に仕入れてるものの実際に港に行くのは初めて。
ワクワクが止まりません。いつかは絶対行きたいなぁ~と思ってた場所。
(いつもは宮崎市内の某所にある門川の魚を専門に扱うマルケイ水産さん
で仕入れています)

北に向かって延々とひたすら真っすぐの道。意外とアップダウンの多い
道で、「登坂車線」や「譲り合い道路」などがありました。僕のポンコツ軽
自動車は登り車線では特に車のパワーの無さを感じさせる道。途中で原
付にも気持ちよく抜いて頂きました。
(バックミラーから見える原付さんのイライラ感が見て取れた・・・)

細島港を通り過ぎ、いよいよ門川港へ到着。
お昼過ぎに着いたので当然誰もいません。セリは朝早いし、ただ漁港を見た
かっただけなので別に構わない。

「あ~、ここから見えるあの海で泳いでいる魚。そしてこの岸壁でセリにか
けられ、今来た道を通ってマルケイさんに到着。んでウチの厨房にやってきて、
まな板の上に乗る。そして調理されて皿なりお鍋に盛られてお客様の胃袋へ・
・・この一連の流れはシミジミするなぁ~」っと思いました。

 

 

そんなシミジミした気持ちで港にたたずんでいると、「どっから来たとねぇ~」とやや
スキンヘッド気味で、サングラスにジャージ&長靴にサッポロ一番を持った一見も二
見もちょっと怖い系のおじさんが声を掛けてくれました。

「コレコレ、アーでコレコレで来ました」とお伝えしたところ、そのおじさんは漁港
の組合の上の方で、要点をまとめると。

・昔の門川港は、そりゃスゲー港で活気があった。船もバンバン!
・今は不漁も多く、カツオなど沖縄・五島列島などに足を延ばしても、カツオは安いし
ガソリ ン代の方が掛かる・・・。
・消費者の魚離れも影響している(家庭で使う分には骨、内臓などのゴミも出るし)
・だから漁師をやめて陸に上がった人も多かった
・だから魚をバンバン使ってネ。いい港だからバンバンよろしくネ

との事。なので、バンバン使わせて頂きます!とお伝えしました。
一所懸命なおじさんで楽しい時間を過ごせました。

後日、マルケイさんに行ってこの事を伝えると、

・昔は青モノが大量に漁獲出来たら港では4回サイレンが鳴ってた
・漁獲や種類によってそのサイレンの種類が違ってた
・今、宮崎市内にある門川方面の魚は細島港が中心
・“だんじり祭り”の期間の門川はスゲェ~よ
・あんたが会ったおっちゃんはある意味、有名よ(ここでは記せない・・・)

との事。
あと細島港でのセリは昼前の11時からとの事でした。
これは絶対見に行きたいと思います!行ったらまた記事をアップしますね。

 

魚もそうですが、ここのカモメも肉付きがいい・・・。
ちょっとメタボ気味のカモメが多かった・・・。

帰りに「馬ケ背」に寄りました。初めて行った、初めて見た。観光マップで見てたぐらい
ですがこんなに凄い景色とは思いませんでした!その他にも結構観光地も多く、
港街を巡るだけでもそーとー面白いです。

今度は少し早起きしてセリはもちろん町並みもじっくり見て行きたいと思います。


せっかくだから門川港のアピールを重ねて書きます。

・門川の海はめちゃくちゃ綺麗
・だから魚も美味しい
・内臓処理しても包丁に脂がべったり付くほど、いい魚
・漁師さん達も一所懸命
・骨までしゃぶるめんどくささも味の内&醍醐味
・なんせ健康にいい
・街並みがいい(二十四の瞳みたい)
・ 組合のおじさんが楽しい
(僕の少し上んぽ年齢と思ってたら50代の方でお孫さんもいらっしゃるとの事)
・おじさんは魚ばかり食べているだろうから、お肌もツルツル。
(めちゃくちゃ若く見えました)
・「頭の黒い猫は魚(干物)を取ってはいけません」って書いてる張り紙がある
・カモメがメタボ

以上。

 

 


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